必要最小限の力で最大限の動き。

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バランスを崩すことで成り立っている。

人間の体は、どんなに気をつけても左右対象には決してなりません。なぜそうなのか?と、聞かれても今一明確な答えは見つかりません。

いろいろと、考えを巡らせてはいるのですが、私が思うに元々バランスが崩れているから動ける?と、言う一つの見解に至っています。(笑

そんな大袈裟なことではないのですが、なぜここに至ったのか?というのは、やはり武道のなんたるか。と言うやつです。

まぁ、武道だろうがスポーツだろうが、そこに大差はありません。こと体を使う、動かすということについては、基本的な考え方と言うのは同じだと私は思っていますから。

実際に私たちはCGなんかに出てくるようなキャラクターを見たときに違和感を感じたりするでしょ?これは左右対象で作られているからなんです。つまりこの世の中には、左右対象・シンメトリーのものは一つもなく、私たちは感覚的に違和感を覚えてしまうんです。つまりアンバランスこそが安定的だと言える訳です。

ここに注目した場合、何が見えて来るかと言うと、アンバランスでなければパフォーマンスは、向上しない。こう考えた次第です。

バランスを良くする。は、間違いである。

よく「左右バランス良く鍛えなさい。」と、言われますが実際問題どんな競技であっても左右均等に使わなきゃいけないような競技というのはありませんよね?多分・・・・。

必ず利き腕・利き脚があり、それに基づいて動く訳ですよ。そしてその競技にあった体になっていきますから、左右のバランスは必然的に崩れているはず。

それでも成績に結び付くわけですから、何かに特化させればさせるほど左右のバランスは対象からかけ離れてしまうという矛盾が生まれて来ます。もちろん崩れるのにも限度というものがあるかと思いますが、明確な基準もなく逆に左右均等だから悪いといった基準みたいなものもありません。

もともときっちりと安定しているのなら「バランス良く」とか、「重心をとって」などの言葉はいらないですよね?つまり前提として、バランスが崩れた状態からスタートしている話なんです。

だからこれって勘違いだと私は思うんです。重心やバランスは、整っているほうが良いと思い込んでいるだけだと。ちょっと意味が通じないかもしれませんが、きっとそうだと思うわけですよ。

つまり何が言いたいのかって話ですが、バランス良くなりたきゃバランスの取れない・にくい練習をしなさい。

って、ことなんです。そもそも私達はバランスが崩れるから歩いたり・走ったりできていると言うことを知っていただきたい。
最初からバランスを良くしようと矯正すると、今度はバランスが崩せないということになってしまいます。

確かにバランスを故意に崩す場面なんて無いように思うかもしれませんが、多分、おそらく上手く崩せないがために「動き始め」が後手に回るのだと私は考えています。

あえてバランスがとり難い練習を心がけることが、私の知る限り結果として良い方向に行っているような気がしますね。

人間は、バランスを崩す恐怖と戦っている。

人間がこの世でもっとも潜在的に恐れていること。それは「転ぶ」です。

皆さんからしたら「そんな事はない。」と、思うかもしれませんが実際そうなんです。
二足歩行で移動する私達人間は、どんな状況に置かれても転ぶことを避けようと無意識に体が反応します。

仮に水の入ったグラスを持っていても、買ったばかりの高価な電子機器でも、転ぶと感じた瞬間。とっさに体は反応し転ばないように・あるいは傷を負わないようにしてしまいます。

水がこぼれても、電子機器が壊れてしまっても、自分を守ることを最優先事項に位置づけているのです。

何気に皆さんも経験あるでしょ?

このことを飛躍して考えれば転ばないようにしようとするのではなく、転ぶことを自らやることで体の全体的な使い方の道筋が少しだけ見えてくる。と言う訳です。

重心移動は「崩れ」から始まる。

重心移動と言うのは、スポーツや格闘技ありとあらゆる事柄で結構重要なポジションに位置しています。

単に移動するだけでも重心は変わっていますし、座るときでも同じです。基本的なこの事柄を考えてみれば、「動き始め」が早い。とか、「分かりづらい」と言うのは、この重心の移動がスムースに行えていると言えるでしょう。

例えば相手が右か左か、どちらかに逃げようとしているときに、重心移動がスムースで尚且つ気付かれなかったら、あっさり抜かれてしまいますよね。

こうした気付かれにくい重心移動と言うのは、なにから起こっているのか?これが分かり実行すれば、こういった場面で良いパフォーマンスができると思います。

武道は、ここが一番大事でしてこれを知っていることで、悟りにくい動作と言うものが完成します。俗に言う「静から動」と言われている様なことですね。

先にも書きましたが転ぶと言うのは、まったく自分でも予期しないうちに重心が崩れてしまうという現象で、これって目の前で転ぶ人を見てもどうにもできないですよね。自分に向かってくる場合は、とっさに対処ができるかもしれませんが、そうでない場合は転んだ跡に行動してしまいます。

言い換えれば瞬間的な体の入れ替え移動が早いと言うことは、わざと自分で崩れているわけです。このほうが自然に素早く動けるからです。そして、最終的に大きな動きに繋げる為にまずどこを動かせばいいのかが気になりますでしょ。

それは、「足の裏」です。

体の中で一番小さな重心移動を可能にしている部分は、足の裏なんです。で、この足の裏の使い方で動きの質が変わってくると言うことなんですよ。

この狭い足の裏、私は男ですが非常に足が小さいです。(笑)あまり関係のない話ですが、若干、馬鹿にされることもありましたから、ちょっと自虐ネタ的に書いてみました。

そうです、この狭い足の裏で行われている極々小さな動きの始まりが胴体に伝わるころには、とてつもなく良い動きに変わっていると言うことですね。

一度、自分で色々試してみるのもいいかもしれませんよ。新しい発見があるかもしれませんからね。

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