武道・武術|空手の型の考察

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迷走する空手の型

私が空手を始めたころからそうなのですが、空手は型が命と教わってきました。これに関しては、どこでも似たり寄ったりのことを言われていることと思います。

若いころは型の意味?なんて考えもせず、只まねるだけ。

なんとなく昇級・昇段試験の為だけにあるような、そんな印象しかなく若く血気盛んな私にとってこのうえなく退屈なものでした。

多分当時の上層部の人間も分からなかったのだと思います。というか、その時すでに誰も知らなかったと言ったほうが正解でしょう。

私は、どこにも所属していませんのでね。組織のなんたらかんたらとかって言うものは関係ありませんから思ったことを言えます。(笑

この誰も知らない型。本来の姿形はどうなんでしょうか?

尾ひれ羽ひれが付いて、もうなんだか分からなくなっているでしょう。ですが、今既存の型の中にも形だけは、正しく受け継がれているものもあるでしょうし、その数少ない型の中から真意を読み取ることはきっと出来るはずです。

型の分解

よく、型の分解でどう組み手に活かして行くのか?なんてことをやっている人を見ますが、一連の流れの中で行うのが型であり、実際の戦いの中でもこれは流がある訳です。

そもそも分解してしまったらこの流れは無くなり、基本稽古でしかなくなります。まぁ、理屈はね、後からいくらでもつけれるんですよ。私は、この分解と言うものは完全に間違っていると思っています。

日本国内にいったいどれだけの大小の流派が存在していると思いますか?で、やってる型はほぼ同じなのにみな違う。各道場や組織の色と言うものを出す為に必死です。

ですから、訳が分からないものが更に訳が分からなくなっていく・・・・まさに迷走そのものですよね。

比較的に平安と言う型は新しい部類にはいるものと思っています。が、これでも分解する必要は無い、こう思うわけです。

色んなものが全て「流れ」という目には見えない中で行われています。それは人生でさえそうですよ。こんな型だけが一々止まってあ~だこ~だではないんですよねこれが・・・・。

型の持つ本当の意味とは。

お~~!大きく出ましたねぇ。(汗

ここからは、私の持論になりますのでそこら辺を考慮して読み進めてください。

空手経験者なら誰でも思う型の意味。ここから枝分かれし、分解とかこう来たらこう。と言うように考えて、各々が色んな考えを出し検証してきた訳です。

ですが、このどれもが的を得ません。実際に攻撃を想定して作られた型もありますし、そうでないものもある訳ですから様々な攻撃をシュミレーションしていたのは確かです。が、そこに現代で暮す私達がね、勝手に型を解釈し自分の色を塗って良いものではないと思うんです。

その時点で、稽古の意味合いからずれている訳です。

こいつは、なにを言っているんだ。」と、言われそうですが現に使えない型なのですからこう言われても仕方が無いですよね。

そもそも私達が習ってきた型が、考案した時と同じものなのかと言うことさえ疑問があるのに、それを更に分解したらきっとまったく別のものになる。こうは思いませんかね?

型全般に言える事は、その型を型として見ていてはダメだという風に私は考えます。

これって、どう言うことなのか??型は型じゃないのか??型を分解するのと何が違うのか??

こう思うでしょう?型の動きって誰が見ても変?ですよね。私なんか始めて間もないころ習った型を人前でやることに少なからず抵抗があったくらいです。
それだけ現実離れした動きだと言えますよね。(笑

つまり、いつまでも型を「型」としてやるものではない。今現在の私はこう考えています。

型の中に埋もれている筋肉の使い方。

もうね、これが答えみたいなものなんですが、まぁちょっとお付き合いいただきまして。

型を考えたとき、沢山の疑問が湧いてきます。ひとえにそれは「答え」を誰も知らないからです。はたまた知っていても教えてくれない?のかも知れません。

先に言っておきますが、私の考えが答えなのか?ときかれれば自信を持って「そうだ!」ともいえないのです。なぜなら答え合わせができないからです。

その上で、今現在の私の考えを述べているだけですので、そこら辺を含め皆さんの考える材料にして頂ければ良いと思っています。

さて、型の動きは独特であり非常に特徴的なもの。なぜ?それは初心者に対して非常に有効な教え方・方法だからです。

型は突き詰めていくと崩れる」この言葉の意味どう考えます?

おそらく空手が熟達していけば私達が見て覚えている型とは、きっと違う型に見えるくらいの違いがあるのだと私は思うんです。

例えば、初心者がやる体極という型があるでしょ。なぜ、これが初心者かと言うと非常に単調な動きで教示しやすいことと。この型で下半身の使い方と強化をするからです。決して単純で初心者用の型ではなく、土台作りの大事な型だと言えるわけです。

仮にこれが何の型であっても言えることですが、型でやってきた大袈裟な動きをいかにして、組み手で出すか、あるいは自然にだせるか。と言うのがポイントなんです。

「おいおい!そんな事は分かっている!だから分解してやってるじゃないか!」

こういう方もいるでしょうが、申し訳ないが分解ではないのです。文才が乏しく伝わりにくいかも知れません。申し訳ない。

この型の動きを自然な状態で活かすには、目で見ている段階でアウトです。
なんせ目視はできません。身体の内側で起きていることは、他の誰も分からないでしょ。もし、分かる人がいたとしたらきっと同じ土俵にいる人間だけです。

前屈立ちでの移動を普通に歩く歩幅でやったら?どうなりますかね。想像してみてください。

まったく違う組み手や戦いの中、前屈立ちで使われている筋肉を総動員できたらいったいどうなるでしょうか?想像もつきませんよね。

つまり、型は型のみにあらず。カッコよく言えばこうですかね。

非常に分かりにくい文で本当に申し訳なく思っています。空手初心者の方々には是非がんばってこれを体現していただきたい。きっとその先には素晴らしいことが待ち受けていると思います。

人間と言うのは上達し偉くなればなるほど、基本的な事を疎かにしてしまう生き物です。実際、有段者・上級者で体極なんて型を真剣に取り組んでいる人間なんて見た事がない。

空手というのは非常にね、地味です。今は入門したら直ぐに実践みたいなことをするわけでしょ?いい時代です。

私の時は、そんな事はさせて貰えませんでした。ひたすら騎馬立ちでの中段突きに3ヶ月・・・。おかげで、衰えてきてはいますが何とか足腰は持ちこたえています。(笑

その動きの中で如何に型で培った動きを出すかと言うのは永遠に分からないかもしれませんが、何か一つでもいい。型の動きで動員される筋肉を別の動きでも動員できるように頑張ってみてください。

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